海外ベンダのLMSを『学びばこ』にリプレイス
SSO導入でユーザ利便性向上と運用管理の負担軽減を実現

株式会社カケハシ 様 導入事例

薬局を中心に医療関連サービスを提供する株式会社カケハシ (以下、カケハシ)では、薬局ユーザに対し サポートサイトやオンボーディングのためのeラーニングを提供するために、すでに他社のLMSサービスを導入していた。

しかし、メニュー表示などをカスタマイズできなかったり、サービスの利便性を高めるためにカケハシの認証基盤と連携(SSO)するには高額な追加オプションになるなど、今後さらにLMSを活用していく計画がある中で、機能面、運用面いずれにもおいても課題が顕在化しつつあった。 このためカケハシは、ユーザ体験・利便性の向上だけでなく、LMSの運用管理の効率化を実現するためにLMSをリプレイスする検討を始めた。 複数のLMS製品を比較検討した結果、完成されたパッケージプロダクトでありながら、SSO連携の追加カスタマイズなど、”やりたいこと”はコストパフォーマンスよくベストな方法で提案・実現してくれる純国産LMS『学びばこ』を選定、2025年10月から本格稼働を開始した。

 

導入法人プロフィール

法人名:株式会社カケハシ

設立:2016年3月30日

所在地:東京都港区西新橋二丁目8番6号

従業員数:519名(グループ全体/2025年12月1日現在) 

事業内容:医療関連サービスの開発・提供

 

導入の背景
ビジネスが順調に拡大するなか、当初eラーニング用に導入したLMSの課題が顕在化。

導入の決め手
“やりたいことすべてをリーズナブルな費用感で実現できる”が決め手に。

導入後の効果
SSO導入で、顧客の利便性向上と同時に手作業のアカウント運用管理から脱却。

導入の背景
ビジネスが順調に拡大するなか、当初eラーニング用に導入したLMSの課題が顕在化

「日本の医療体験を、しなやかに。」 をミッションに掲げ2016年に設立されたカケハシ 。クラウド型電子薬歴 『Musubi』 をはじめとする医療サービスが高く評価され、日本スタートアップ大賞2024・厚生労働大臣賞(医療・福祉スタートアップ賞)など、数々の受賞歴を誇る注目企業だ。

2021年9月にはLMSを導入し、自社サービスの機能習得のためのeラーニングをユーザ(薬局/薬剤師)に向けて提供開始している。その背景・理由について、ユーザーサポートグループの高田一穂 氏は「全国にお客様が増えるにつれ、お客様を直接訪問して実施していた対面研修が難しくなり、Web会議形式の研修に切り替えました。その後さらにお客様の利便性を優先して、いつでも好きなときに学べるeラーニングを提供することにしました」と語る。

当初、機能が豊富な大手ベンダが提供するSaaSベースのLMS を導入したが、提供サービスのラインナップが増え順調に契約数を伸ばすなか、「SSOなどの追加オプションや、契約プランのアップグレードが高額」「SaaSなのでカスタマイズできない」 といった問題が顕在化。業務効率化やユーザ利便性の観点からこれら課題の解決が急務となった。「ユーザに弊社サービスとは別にLMSのID/パスワードを発行する必要があり、その運用管理が負担となっていましたが、オプションのSSO導入は高額な上位プランへの乗り換えが必要でした。また、ユーザごとに異なる受講コースを表示したかったのですが、カスタマイズできず 対応が難しい状況でした」と語るのはPlatformドメイン 認証・権限管理基盤の岩佐 幸翠 氏だ。

導入の決め手
“やりたいことすべてをリーズナブルな費用感で実現できる”が決め手に

何よりUX改善を重視しつつ、業務効率化も目指し、LMSのリプレイスを決断したカケハシでは、改めて要件を洗い出した上で、候補となる製品・サービスを20程度リストアップ。各社と打ち合わせを経て、有力候補についてデモ環境で検証を進めた結果、“やりたいことすべてをリーズナブルな費用感で実現できる”『学びばこ』を選定した。基本的に“カスタマイズ対応しない(できない)”が基本スタンスの他社製品が多いなか、ベースが自社開発のパッケージ製品である『学びばこ』の場合、カスタマイズにも柔軟に対応する。

ちなみに『学びばこ』には、オンプレミス版のほか、サブスクリプションで導入できるクラウド版もあるが、今回はユーザ規模やカスタマイズ性を優先して、テクノカルチャーが用意したプライベートクラウド環境にオンプレミス版を導入した。

「SSO導入によってお客様がストレスなくeラーニングを利用できるようになります。サービス品質向上の観点からもSSO実現は最優先事項でした。(高田氏)」

 

一方、開発エンジニアの岩佐氏は

「弊社が提供するサービスの認証基盤は、お客様向けと弊社向けの両方があり、その両方をLMSの認証基盤と接続してSSOを実現するという複雑な要件でしたが、接続仕様から一緒に考えて提案いただき、短期間でスケジューリングできました。その後も、同じ会社の別チームのように対応していただき心強く思いました」とテクノカルチャーの技術力を高く評価する。

導入効果
SSO導入で、顧客の利便性向上と同時に 手作業のアカウント運用管理から脱却、セキュリティ向上へ

導入決定後カケハシでは、要件に関する認識ギャップを排除するため、テクノカルチャーに対する質問や確認事項を100項目近くまとめ、打ち合わせのなかでそれを1つひとつ解消していった 。2025年5~6月にかけて、実際にデモ環境で確認しながら開発を進め、 同年7月、SSOや契約サービスに応じた受講コース表示など、やりたいことすべてを実現した形で本番稼働を開始した。7~9月の新旧システム並行運用を経て10月から『学びばこ』による新しいeラーニングに一本化、大きなトラブルもなく計画通り順調にユーザの移行も完了し、お客様からも好評だと言う。 

『学びばこ』導入で実現したSSOはユーザ利便性の向上と同時に、運用管理面でも大きなメリットをもたらしている。「薬剤師はパートの方も多く結構出入りが激しいのですが、そのたびに、お客様のアカウントを登録・削除し、ご案内する必要があったが、この業務自体がなくなり、 お客様の負担も減り、評価いただけただけでなく、そうした対応をしていたカケハシのカスタマーサクセスチームからも喜びの声が上がりました。(高田氏)」

 

オンプレ版というプロダクトパッケージを導入する形態であるものの、テクノカルチャーが提供・運用するクラウド環境上に導入される。これは、カケハシとしては実質的にマネージドサービスのような形態でサービスを利用できる点から、高く評価されている。 

「通常オンプレミスシステムの場合、運用監視に弊社エンジニアのリソースを割く必要がありますが、そのあたりをテクノカルチャーがカバーしてくれるのは本当にありがたいです(岩佐氏)」

導入直後には、『学びばこ』のアンケート機能を利用して、新しいeラーニングの評価を聞いているが、「受講コースがわかりやすく、迷わずに利用できる」など高評価が寄せられ、プロジェクトチーム全体でその成果を実感している。

今後期待すること
薬剤師のスキルアップを総合的に支援するプラットフォームを目指す

『学びばこ』本格稼働後もサービス品質向上の取り組みは続いている。「導入後の打ち合わせで出た当方の希望や要望の一部が、いつの間にか反映されていて驚きました」と高田氏が語るように、『学びばこ』ではユーザ企業の意見や要望を積極的に吸い上げ、顧客ニーズの高いものについて開発チームで検討し機能を追加するなどアップデートを続けており、今回もカケハシから出た要望が迅速に反映された形だ。

今後もカケハシでは、アンケート機能を含め柔軟に使える『学びばこ』の豊富な機能を活かし、コース設計やコンテンツの充実を図っていく計画だ。

「今はまだ、弊社サービスのオンボーディングという役割に留まりますが、今後は、エンドユーザである薬剤師の皆さんに幅広い学習を提供するポータル(プラットフォーム) に育てていければと思います。薬剤師としてのスキルアップは、薬剤師の皆さんはもちろん薬剤師を雇用する薬局にとっても重要なテーマですから(高田氏)」

さらに岩佐氏は開発エンジニアの視点で

「受講率の高いコースやコンテンツは、その対象となる弊社サービスにわかりにくいor使いにくいところがあるからかもしれません。『学びばこ』の操作ログや学習状況を分析することで、既存のサービスの問題点や新たなサービスのヒントが得られるのではと期待しています 」

と語ってくれた。

(写真左から)

株式会社カケハシ Platformドメイン 認証・権限管理基盤 岩佐 幸翠 氏

株式会社カケハシ ユーザーサポートグループ ユーザーサクセス マネージャー 高田一穂 氏

※役職は取材当時のものです。

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