“長く使えるeラーニングシステム”として『学びばこ』を選定
シングルサインオンをカスタマイズで実現
パラマウントベッドホールディングス株式会社 様 導入事例
パラマウントベッドホールディングス株式会社 様 導入事例
グループ全体の情報セキュリティ教育を目的としてeラーニングシステムを導入したパラマウントベッドホールディングス株式会社。導入に際しこだわったのは、使いやすく、運用も容易で、長く使えることであった。2019年末、数社の製品を比較検討した結果、オンプレミス版の『学びばこ』を選定。プライベートクラウド環境に導入しシングルサインオンも実現。分かりやすいUIも奏功し社内で定着し、情報セキュリティ以外も含め、現在59コース/258コンテンツ※を提供している。※2025年2月20日時点
法人名:パラマウントベッドホールディングス株式会社
設立:1947年5月
所在地:東京都江東区東砂2丁目14番5号
従業員数:4,126名(連結、2024年3月31日現在)
事業内容:医療・介護用ベッド/マットレス/器具備品等の製造・販売、製品等の点検/メンテナンス、福祉用具のレンタル卸など
導入の背景
情報セキュリティ教育の効率化と効果の可視化に向け、eラーニングシステム導入を決断。
導入の決め手
“長く使える”eラーニングシステムとして『学びばこ』を選定。
導入後の効果
人事部門と連携し、情報セキュリティのほか営業スキルやDXなど多彩なコンテンツを配信し利用が拡大。
医療・介護用ベッド/マットレス/器具備品など製造・販売を手がけるパラマウントベッド株式会社、製品の点検/メンテナンスを担うパラテクノ株式会社、福祉用具レンタル卸のパラマウントケアサービス株式会社の国内主要3社や複数の海外拠点を抱える総合ヘルスケア事業グループ、パラマウントベッドホールディングス株式会社。
パラマウントベッドでは、システム統括部や人事部が主体となり、早くから情報セキュリティ教育に力を入れていたが、メルマガの定期配信やイントラネットの掲示板での注意喚起などの手法に頼り、具体的な成果・効果が見えていない状況だった。そこで、社内教育の実施状況やその効果・成果を可視化しつつ、ISO審査や内部監査の対応業務効率化も念頭に、eラーニングシステムを導入することに。「パラマウントケアサービスが利用するeラーニングシステムのサービス終了が迫っていたこともあり、グループ全体のeラーニングシステム導入に向けて動き出しました」と語るのは、パラマウントベッド株式会社 システム統括室 運用管理課 主任の戸ヶ崎 美穂氏だ。
グループの従業員約3,000名が利用するeラーニングシステムについて、分かりやすく誰もがマニュアルレスで利用でき、自分たちで作成したコンテンツが利用できる点を重視して選定を進めた。この点についてパラマウントベッドホールディングス システム部 課長の里茂 尚範氏は次のように語る。
「過去の経験をふまえ、従業員に受け入れられて、長く使えるシステムを選びたいと思いました」
複数社のサービスを比較検討した結果同社が選んだのは、株式会社テクノカルチャーが開発した純国産eラーニングシステム『学びばこ』であった。上記、2つの重視条件を満たすほか、情報セキュリティに関する標準的なコンテンツが用意され、自社のポリシーにあわせ自由にカスタマイズできることや、ユーザ数を気にせず導入できるサーバライセンスである点も決め手となり、2019年12月に契約締結に至った。「製品・サービスによっては、オリジナルコンテンツを購入する必要があったり、ユーザライセンスのためコストが膨れ上がるといったリスクがありますが、その点『学びばこ』なら安心です(里茂氏)」
「2020年に入り、テクノカルチャーのエンジニアを交えた打ち合わせで要件を固め、基本パッケージをベースにシングルサインオン機能を追加する形で、自社で用意したプライベートクラウド環境に『学びばこ』を導入することが決まった。その直後、コロナ禍に突入し緊急事態宣言が発令されるなか、統合Windows認証対応モジュールの適用作業を終え、同年5月、まずはドメインが共通のパラマウントベッドとパラテクノの2社にてローンチを果たした。翌2021年3月には複数ドメイン対応に向けたカスタマイズにより、ドメインが異なるパラマウントケアサービスもユーザに加わり、国内グループ全体でeラーニングシステムの一本化を果たした。その後、スマートフォンでの『学びばこ』利用も実現している。「コロナ禍に際し社外から業務システムにVPN接続できる環境を整えた結果、場所を問わずモバイルPCやスマホで『学びばこ』を利用できるようになりました(戸ヶ崎氏)」
グループ3社の3,557名※が利用する『学びばこ』だが、ユーザからの操作方法などに関する問い合わせはほとんどなく、導入は極めてスムーズに進んだ。だが、広く従業員に受け入れられ急速に社内認知が高まった結果、システム部として予想しなかった問題も生じたという。「導入後の運用を人事部がリードする中で、営業スキルや品質・安全性の社内教育、DX人材育成など、情報セキュリティ以外にコンテンツが拡がり、しかも、動画コンテンツが増えてきたこともあり、社内ネットワークが逼迫する状況に陥りました(里茂氏)」Webサーバの帯域を制御することでなんとか基幹システムや業務システムへの影響を回避したが、まさに“うれしい誤算”であった。以降、コンテンツの内容に応じてメルマガや掲示板など他の方法も使い分けるようにし、『学びばこ』では59コース/258コンテンツ※を運用している。※2025年2月20日時点
過去に導入したeラーニングシステムでの苦い経験を糧に、『学びばこ』の定着に成功したパラマウントベッドホールディングス株式会社。導入直後にシングルサインオン対応のカスタマイズを追加したが、引き続き利便性向上を図っていく考えだ。「約5年間、利用してきたなかで、ユーザとしてあるいは管理者として、機能面でいくつか改善したいところも出てきました。カスタマイズできず我慢するしかない他社のSaaS製品と違い、買い切りサーバライセンスのオンプレミス版と月額サブスクリプションのクラウド版の2つが選べる『学びばこ』は、いずれも柔軟にカスタマイズできます。今後もテクノカルチャーと相談しながら、当社にとって理想のeラーニングを追求していきたいと思います(戸ヶ崎氏)」
(写真左から)
パラマウントベッド株式会社 システム統括室 運用管理課 主任 戸ヶ崎 美穂 氏
パラマウントベッドホールディングス株式会社 システム部 課長 里茂 尚範 氏
※役職は取材当時のものです。
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