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eラーニング導入の注意点とシステム選定のポイント

<目次>

目次[非表示]

  1. 1.eラーニングとは
  2. 2.eラーニングが普及した理由や背景
  3. 3.eラーニングを導入する際の注意点
  4. 4.eラーニングシステム選定のポイント
  5. 5.クラウド型・オンプレミス型が選べ、カスタマイズ性にすぐれる「学びばこ」

eラーニングとは

eラーニングとは、電子技術を活用して行う学習(学び)のことです。eラーニングの"e"はelectronic(電子的な)の略で、紙のテキストや資料を用いて対面でおこなう講義・研修など、かつて一般的であったアナログの手法を代替するものとして、1980年代から登場しました。
eラーニングを導入するうえで欠かせないのが、「コンテンツ」と「機器・システム」です。コンテンツについては従来の人による講義を録画・録音する形でも用意できますが、プレゼンテーションツール「PowerPoint」スライド資料に音声をつけるなどしてより手軽に作成することもできます。学習者を飽きさせず理解を深めてもらうために、動画などビジュアル重視のリッチコンテンツがトレンドとなっています。


機器・システムについては、コンテンツを視聴するためのPCやスマートフォン・タブレットなどの端末とインターネット環境が必須であることは言うまでもありませんが、このほか、動画編集ツールや多数が同時に視聴できるコンテンツ配信システム、講師に質問をしたり参加者同士ディスカッションしたり、インタラクティブな体験を実現するツール、学習状況を可視化して改善につなげる学習管理システム(LMS)など、便利なツールやサービスが次々に登場し利用が拡大しています。さらに最近では、ヘッドマウントディスプレイなどを装着してリアルな体験学習ができるMR/XRシステムも登場しています。


eラーニングが普及した理由や背景


次にeラーニングがここまで普及した理由や背景についてですが、まず、学習を提供する側としては、業務効率やコストの削減効果が大きいことがあります。対面で研修やセミナーを実施する場合、講師や会場の手配、教材・資料の作成・印刷、当日の会場運営など、業務が多岐にわたり大きな負担を強いられ、当然コストも膨らみがちです。


PCやスマートフォンなどで視聴するeラーニングの場合、会場はもちろん紙の教材・資料も用意する必要はありません。事実上1回あたりの人数に制限がなく、コンテンツを使い回して何度でも同じイベントを開催でき、会場のキャパシティや開催回数に限界がある対面開催と違い、学習者1人あたりのコストを下げる余地があります。


一方で学習者にとっては、わざわざ会場まで出向いて受講する必要がなく、オフィスの自席PCや、在宅勤務中であれば自宅PCからでも参加でき、オンデマンド配信のウェビナーであれば自分の好きなときに視聴して学ぶことができます。前述の通り、講義の中で分からなかった箇所をリピートし、理解を深めることができる点もメリットです。


技術的には、PCとインターネット(ブロードバンド)の普及でeラーニングのベース(基盤)が整い、その後のスマートフォンやクラウドサービスの普及によって基盤がさらに拡張され、導入が加速しています。


eラーニングを導入する際の注意点


学習を提供する側、学習者、ともに大きなメリットがあるeラーニングですが、もちろんいいことだらけというわけではありません。ここでは、社内教育を目的にeラーニングの導入を検討する企業を想定して、いくつか注意点を挙げておきます。


まずはコンテンツについてです。対面でのセミナーや研修を撮影して動画コンテンツを作成することもできますが、講師が長々と講義するだけのコンテンツは学習者が途中で離脱してしまう可能性があり、短めの尺でスキマ時間に気軽に視聴でき、スライド資料などビジュアル中心で分かりやすい、eラーニングに最適化されたコンテンツを用意する必要があります。


次はシステムについてです。どれだけ良いコンテンツを揃えても、自分が学びたい(学ぶべき)コンテンツを選ぶことができなければ、ニーズとのアンマッチが生じてしまい利用拡大は望めません。こうしたリスクはコンテンツが充実するほど高まるため、分かりやすく使いやすいシステムを選ぶ必要があります。


またシステムを導入するとなると、当然、相応のコストがかかります。少規模でリアルタイム開催する場合は、一般的なWeb会議システムを利用することで比較的簡単に実施できますが、コンテンツを多数用意して、日常的にオンデマンド配信を行う場合は、収録・編集用の機材やツール、配信サーバや高帯域のネットワークなどを用意する必要があります。特に配信サーバやネットワークを自社で構築する場合、提供規模(学習者数)が大きくなるほど、高い処理能力が必要になるため、慎重に検討する必要があります。さらに機密情報を含むコンテンツを用いて学習する企業では、サイバー攻撃による情報漏えいを防ぐために、セキュリティ強化の検討も必要になってくるでしょう。


導入後の運用も課題です。投資に見合った成果を上げるためには、少しでも多くの従業員にeラーニングを利用してもらう必要がありますが、導入した企業からは「従業員から不評で利用が進まない……」といった悩みをよく耳にします。こうした事態に陥らないよう、従業員に使い方を教えるトレーニングや、利用状況を把握したうえで利用を促すコミュニケーションなど、PDCAを回して改善していく継続的な活動が欠かせません。


eラーニングシステム選定のポイント


企業がeラーニングの効果を高めるためには、コンテンツだけ用意して従業員まかせにするのではなく、学習状況を可視化して適切に管理するeラーニングシステム(学習管理システム)を導入するのが効果的です。初期投資不要で導入できるSaaS製品が続々登場し導入が進んでいますが、機能やUIが自社のニーズや目的に合わず“こんなはずじゃなかった……”となるケースも耳にします。また、ライセンス形態によっては、小規模で導入して徐々に利用を拡大するなかでコストが膨れ上がる可能性があります。


クラウド型・オンプレミス型が選べ、カスタマイズ性にすぐれる「学びばこ」


現在主流となっているSaaS製品の機能やUIがしっくりこない……という企業にお勧めなのが、テクノカルチャーが提供するeラーニングシステム「学びばこ」です。クラウド型とオンプレミス型が選べる上に、クラウド型の場合もカスタマイズが可能で、自社のニーズや目的にマッチした機能やUIを実現できます。文字サイズやUIの色調が変えられるインクルーシブデザインを実現した公共団体の事例もあります。大企業などユーザ数が多い場合は、オンプレミス型で導入することで、長期でのTCOを抑えることも可能です。


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